【WIXOSS】ヒラナvsサシェ~異種格闘技対決~【カバレージ】
オールスターとディーヴァセレクション
使えるカードやルリグの数、さらにはゲームのターン数やセオリーなど、同じWIXOSSではあるものの全くの別ゲームになっている
しかしどちらも
"相手のライフクロスを全てクラッシュしてトドメを刺す"
この1点は変わらない
ならば2つのフォーマットが互いに刃を交えることも可能である
なぜか始まってしまった異種格闘技
オールスター側が勝つことを誰もが思うだろう
だからこそ、もしかしたら
そんな限界を超えたドラマを求めるのが人の性
ディーヴァセレクション側のデッキはヒラナセンターのNolimit
まもなくやって来るデウスエクスマキナ打倒を目指し、日々鍛錬中とのこと
対するオールスター側のルリグはサシェ
初代世界王者のルリグであり劇中でも負けなしと、最強クラスのルリグだ
一般的には防御数の少ないサシェ、だからこそNolimitの速攻が刺さるかもしれない
そんなワンチャンスの可能性を信じながら
「「オープン!!」」
互いのルリグが公開される
なお、筆者はずっと試合を見ていたわけではないので、大まかな流れは変わらないものの、多少の違いはあるだろうと先に告げておく
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先行のヒラナからゲームスタート
相手より先に強力なカードを使える先行の利点をいかに押し付けるかが重要になりそうだ
《リュウグウ》で手札を交換しながら《ローメイル》を並べ特に大きな動きもない無難な立ち上がり
ちなみに最初のドロー後の初手が除去スペル×5と《ホタルイカ》だったため、泣きのもう1マリガンを許してもらったことはここだけの秘密である
続くサシェのターン
相手の場にルリグが3体と、慣れない光景を目にしながらも動き出す
《ビカムユー》
キーセレクション産のカードでありながら、オールスターの環境を大きく変えたカードの1枚
後攻の不利を有利に変えていくサシェ
L2までワープしながら《マーズ》《マルカプ》《リンゼ》と理想盤面を作りしっかり《ビカムユー》返しもケアしながら攻めていく
最もディーヴァセレクションに《ビカムユー》は存在しないが
ターンが戻りヒラナのターン
直前のターンにライフから《RANDOM BAD》が捲れているうえに、展開するのにハンドを使ってしまったため2枚しか手札がないサシェ
《RANDOM BAD》で少ないハンドを削りたいところだがリンゼにスペルを封じられてしまっている
しかし、落ち着いて場を確認しアキノをグロウさせ1面バウンス、続いてレイを《月華》→《無我斬》とグロウさせ3ドローしながら3枚ハンデスして、サシェの手札を空にしていく
さらに《ランスロット》を2面並べ3点奪いにいく
フルハンデス&盤面全面空きなうえにエナも2個しかなく、既にリソースが枯渇しているサシェの表情が曇りが見える
しかしこの程度の理不尽で折れるようなルリグはオールスターにはいない
2体目のアタックでライフから《タンサーフォー》が捲れ《マーズ》を、そこから《マルカプ》を場に出して点数を抑えながらリソースも回復していく
そのままターンを貰いL3ルリグで"コイン"を得ると《ゆきめキー》をアンロック、ミモザをサーチ、さらにミモザから後続をサーチしてリソースも回復しつつ点を取りに行く
そしてヒラナの第3ターン
ディーヴァセレクションでは終盤と言っても過言ではなく、オールスターではようやく動き始めるターンと言ったところか
残りのライフはヒラナが2でサシェが4
やはり《ビカムユー》による実質のターンジャンプの影響が大きく出ているように見える
最終ルリグへとグロウをし、前のターン《リンゼ》で使うことができなかった《RANDOM BAD》を使って再度ハンドを削りに行く
これを受けたサシェは追加のハンデスを嫌ってか《ニュームーン》をカットインでプレイ、このターンスペルとアーツの使用を封じる
しかしスペルとアーツを封じてもシグニ以外に使えるカードはある
そう、ピースだ
《Glory Grow》を開きルリグにガード不可&Wクラッシュを付与、さらに《ITTEN-TOPPA》
面を空けながら手札を削る
そのまま攻撃が全て通りサシェのライフを0まで落とし込むことに成功する
いや、そうではない、1点足りずにトドメを刺せなかった言うべきか
サシェの第3ターン
星を司る使者がその力を顕現させる
まずはチアシグニである《モノセロス》をチアにしながら《リゲルル》をサーチ
そしてルリグデッキ最後の1枚《StirresHeroines》から《タンサーフォー》を素材に、《レゾネーター》を送り出す
《タンサーフォー》の効果を得た《レゾネーター》でライフをクラッシュすると1エナでレゾナ―つまり自分自身を―アップすることができる
これにより白エナの数だけ無限に攻撃が可能となる
更に《リゲルル》を素材に《マーズ》を場に出し《ミルキウェイ》と《愛情》をサーチ
《愛情》を使い《レゾネーター》に効果付与
《レゾネーター》のアタック時に1エナチャージを得る
つまり、アタック→1エナチャージ→1エナ払いアップ
無限に攻撃可能な怪物が誕生する
もちろんそんなシグニの攻撃を許すはずもなく《アキノ*パー》へとグロウをし《レゾネーター》をバウンスしようとするも、場には《モノセロス》が……
《モノセロス》の効果により除去からレゾナを守れてしまうため、やむを得ず《ミルキィウェイ》をバウンスするしかない
怪物の攻撃を受け入れライフクロスを捲るヒラナ
運命の女神のきまぐれとはこのことか
ライフクロスからは《RANDOM BAD》が姿を見せる
これにより《レゾネーター》をダウンさせ生き残った返しにゲーム1起動を使いサシェにトドメを刺す
はずだった
《RANDOM BAD》が最後の1枚のライフでなければ
最後の1枚であったため、《レゾネーター》をダウンさせるが《マーズ》が止まらずトドメを刺しサシェの勝利という結果となった
フォーマット間でカードパワーに差があると思われたマッチングだが、ディーヴァセレクションのスペル《愛情》が勝負の決め手という皮肉な結果となった
今回の《愛情》を注ぎ込んだサシェ以外にも、ディーヴァセレクションあるいはキーセレクションのカードで大幅な強化をされているデッキがあるかもしれない
そんな金の鉱山を探しあてるのもまた一つの挑戦か
何はともあれ
強者の威厳を見せつけたサシェ
そんなサシェを後一歩のところまで追いつめたヒラナ
両者ともお疲れ様
サシェwin